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現代の反戦・平和主義映画

現代の反戦・平和主義映画

   ―もはや欧米や日本からは、こんな映画は決して生まれない―


 映画やメディアの影響力がどんなに巨大な物であるのか、皆さんは本当に御存知ですか?

 有名なのはチャップリンの「独裁者」。コメディー映画でありながら、ナチス・ドイツによる卑劣な侵略戦争と、罪もないユダヤ人への弾圧を全世界に知らしめ、ついにドイツの敗北とヒトラーの自殺をもたらした、世界最高の反戦・平和主義映画であり、全ての差別と弱い者いじめを激しく非難した歴史的最高傑作です。

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 また、ベトナム戦争が、ソンミ村の虐殺事件その他、アメリカ軍の残虐行為や虐殺など、ありとあらゆる戦争の悲劇を報道したメディアの力によって、全世界にベトナム戦争反対のうねりをもたらし、終にアメリカ内部においてさせ反戦の機運を高め、アメリカ軍の敗戦をもたらしたのは、知らぬ者もない事実です。

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 このように、映像や映画、メディアによる世論の形成力と影響力は、それが良い事に使われれば、世界最大の現実的な力を持ち、戦争を終わらせる程のパワーを秘めています。

 ところが残念な事に、そして卑劣な事に、アメリカの武器商人を支持基盤とするブッシュ親子は、メディアによって彼等の不当な大義なき虐殺と侵略戦争の実態を世界に知られないために、一切、戦場の残虐な場面の報道を規制したのです。

 日本の軍国主義独裁者、安倍晋三も、アメリカの例に漏れずに、自らが真犯人である籠池・加計学園疑獄を、全ての証拠隠滅と、メディアの情報規制と情報操作によって完全に抹殺しようと画策している事実は、今では日本人なら知らない者もありません。

 以上のように、戦争を武器商人の利益獲得の商売とみなして全世界に戦争の火種を撒き散らしているアメリカの陰謀と情報操作によって、今の欧米社会では、かつてのチャップリンの「独裁者」のような、強力な反戦・平和主義映画や戦争の真実の報道が、一切なされなくなってしまったのです。

 けれども皮肉な事に、旧ソ連の支配下にあった東欧の国々では、近隣諸国との悲惨な戦争の事実を知り、何とか世界にその現実を訴えかけようとする良心的な監督の映画作品が、今でも作られ続けているのです。

 日本の残忍な侵略戦争が正義だったと主張する右翼団体「日本会議」を支持基盤とする安倍晋三が支配する今の日本では、全てのメディアや新聞、ニュースが右翼の洗脳のために利用されており、戦争の悲惨な現実を知る術さえありません。
 けれども、今回ご紹介する、内戦下のグルジアの悲劇を描いた二つの映画作品は、今、ビデオ屋さんで簡単に借りられます。

 どうかこの二つの傑作、戦争の悲劇を訴え、平和がどれほど尊く得難い物であるかを描いた映画作品を、皆さんも一度はご覧になって、果たしてこのまま日本を軍国主義独裁者と右翼に支配させ続けて良いものかどうか、じっくりお考えになって頂きたく存じます。

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「みかんの丘」作品紹介

 アブハジア自治共和国がジョージアからの独立を求めた紛争を背景に戦争と人間性を映した、ジョージアとエストニア初の合作映画。アブハジアのみかん畑で働くエストニア人男性二人が、敵同士である負傷兵たちを介抱。一つ屋根の下、兵たちはいがみ合うが……。第87回アカデミー賞外国語映画賞エストニア代表作品に選出され、本選にノミネートされた。EU各国が推薦する作品を集めた『EUフィルムデーズ2015』で日本初公開。

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「みかんの丘」監督メッセージ

 私の主観的な考えですが、人間にとって一番大切なものが芸術です。この「みかんの丘」には、人間の精神、尊厳にとってとても強い人間的なメッセージが込められています。私は映画、芸術が戦争を止めることが出来るとは決して思ってはいません。しかし、もし戦争を決断し、実行する人たちがこの作品を見て、少しでも立ち止まり、考えてくれるならば、この映画、芸術を作った意義があったと考えています。


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「とうもろこしの島」作品紹介

 紛争状態にある2つの地域の間で畑を耕す老人と若い孫娘の日常を最小限のセリフで描き、大自然の厳しさや戦争への批判を訴えた人間ドラマ。ジョージア最西端に位置するアブハジアが独立を主張してジョージアと戦争を開始した1990年代初頭。両者の間を流れるエングリ川の中州にできた島に老人が上陸し、コーン畑を耕しはじめる。やがて老人の孫娘も手伝いにやって来て、2人は黙々と作業を続けていく。両陣営の兵士たちは、そんな島の様子を横目にボートで通り過ぎて行くだけだったが……。チェコのカルロビ・バリ国際映画祭で最優秀作品賞を受賞し、米アカデミー賞の外国語映画賞ジョージア代表作品にも選ばれた。2014年・第27回東京国際映画祭ワールド・フォーカス部門では「コーン・アイランド」のタイトルで上映された。

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「とうもろこしの島」監督メッセージ

「とうもろこしの島」には、私たちの姿勢を相手に示して、互いの小さな架け橋になってほしいという願いが込められています。今日の難しい世界情勢に対して、芸術が解決できる問題は少なくはありません。平和のために芸術の立場で出来ることはもっとあるのではないでしょうか。それによってその価値が減じることはありません。時代の危機に対して何らかの努力をすることは、私たち芸術家の課題であり、義務でもあります。
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