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子供達や若者達にまで憎しみを植え付け煽る安倍と右翼

子供達や若者達にまで憎しみを植え付け煽る安倍と右翼

   ―差別主義は全ての人々を不幸にする―


あるお母さんの子は発達障害だった。
お母さんは自分のせいだろうかと、
悲しく我が身を責め続け、
苦しみながら対応可能な病院を探したが、
そんな病院はほとんどない。

ある子は未熟児として生まれ、
可哀想に失明した。
両親は深く悲しんで、
自らの命を削るようにして、
その子のために努力を惜しまなかった。

ある父親は家族を愛し、
無理に無理を重ねて働いた。
哀れな父は過労で倒れ、
そのまま息を引き取った。
妻子はその日から母子家庭。

右翼と差別主義者は言う。

「貧しい国民などは、
 しょせんは自己責任だ。
 さっさと死ね、
 高齢者と病人共。
 お前らのせいで、
 若者達が貧しさに喘いでいるのだ」と。

何も知らない若者達は、
国民の富を巻き上げている、
悪辣な右翼や政府ではなく、
罪もない高齢者や、
病人や身体障害者のせいで、
自分達が貧しいのだと考えた。

「高齢者や病人などに、
 金を出してやる必要などない!
 いいぞ、右翼!
 いいぞ、政府与党!
 いいぞ、安倍晋三首相!」

若者達は愚かにも、
自分達を貧しく不幸にしている、
調本人を恨まずに、
罪もない弱者を恨み憎んだのだ。

発達障害に生まれた子たち、
光を失った子供達、
身体の弱い病人たち、
家族のために働いた高齢者達。

これらの人達の誰一人として、
長時間労働を合法化していないし、
時間外加算をカットしていない。

これらの社会的弱者達が一体いつ、
消費税10%を決めたのか?

罪もないこの人達が、
いつ籠池・加計学園疑獄によって、
右翼や犬畜生のために、
何百億円もの血税を不正に投入しただろう?
いつ加計学園を認可しただろう?

右翼と差別主義者は言う。

「朝鮮人は劣っている。
 北朝鮮人は敵だ。
 中国は日本の脅威だ」と。

だが一体いつ、どこで、
韓国の人々や在日の人たちが、
日本の若者達を過労死させたのか?

若者達の実質賃金は、
安倍晋三政権以後どんどん低下しているが、
中国は何の関係も無い。

若者達よ、気付くが良い。

憎むべきは高齢者か、病人なのか?
中国・韓国・北朝鮮か?
それとも日本の右翼共と、
差別主義を洗脳しようとしている、
おぞましい国粋主義者共なのか?

発達障害に苦しみながら、
死ぬまで生きなければならない子供達。

愛する人の顔も見られぬままに、
ハンディの多い人生を強いられた視覚障害者。

家族のために働き続けて、
とうとう病気になった父と母。

若者達よ、あなたはこれらの悲しい人々を、
それでも恨み憎むと言えるのか?

あく



命の重さ            ―二人の教師―


 ある日、日本の小学校で道徳の授業がありました。この日は安倍先生の当番です。この先生は校長先生でした。
 先生はいかめしい顔で教壇に上がりました。
「今日は皆さんに、国家のために戦うことをお話ししようと思います。
 皆さんは戦争とはどういうものか知っていますか?」
 ほとんど全員が手を上げました。満足そうに先生はうなずきます。
「よろしい。戦争とは、悪い国が我が国を侵略してくるために起きるのです。それでは、どの国が悪い国でしょう?」
 同じようにたくさんの手が上がります。皆何度も教えてもらったから、よほどの勉強のできない子供以外は、ちゃんと答えを知っていました。先生は一番できる子を当てました。
「はい、麻生くん。」
 麻生と呼ばれた子が起立します。この子は頭は良いけれども非常に意地が悪くて、何だか蛙に似ていました。けれどもこの子は、校長先生の一番のお気に入りだったのです。
「はい、先生。中国と朝鮮、韓国です。」
「よくできました。麻生君が言った通り、これらの下劣な国々は、我が国を侵略しようと虎視眈眈と狙っています。たとえたった一人であっても、中国人や韓国人、朝鮮人は危険です。一人の人間でも、核ミサイルのスイッチを押すことができるからです。」
 みんなはこれを聞いて、改めて原爆の恐ろしさを思いました。安倍先生が続けます。
「だから皆さんは、我が国を愛し守るために、もし中国人や朝鮮人が侵略しようとしたら、命を捨てて戦わなければなりません。
 皆さんがたとえただ一人でも、創意工夫すれば十人、二十人の敵を倒すことができます。
 子供であっても、やろうと思えば銃を取って戦い、大人の侵略者でも殺せるのです。
 一見、普通の民間人に見えても油断してはいけません。民間人の振りをした兵士かもしれないからです。
 だから皆さんは戦地において敵に遭遇したら、ためらわずに撃つのです。今は授業で中学生に銃の扱い方と射撃を習えますから、頑張って日本を強い国にしていきましょう。
 我が国の友好国アメリカには、イラク戦争で160人もの敵を射殺した偉大な英雄がいました。彼の活躍で、多くの仲間が殺されずに済んだのです。この救国の英雄こそが、皆さんの良いお手本です。たった一人の力でも、国を愛し、戦友を愛して献身的に努力すれば、160人もの敵を葬り去れるのです。
 皆さんは愛国心を学びましたね。愛国心とは、命を懸けて国のために奉仕することです。偉大なエリートである首相のために命を捨てることほど立派な行いはありません。国家とは首相であり政治家です。首相はいつも国民の皆さんを気にかけています。首相なしでは皆さんも皆さんの家族も、一日だって生きられないのです。
 だから皆さんは国家のために命を捨てる覚悟で戦いましょう。男の子達は名誉ある大和魂を持って国家のために戦い、女の子達は将来の夫に尽くす大和ナデシコとしてなるべくたくさんの子供を産んで、国家のために尽くすよう、幼い頃から教育しなければなりません。
 世界に誇る我々日本人の命の重さは、卑劣な劣等民族である我が国の脅威、中国人や朝鮮人、韓国人の命の百倍、千倍も重いのです。害虫は殺さなければなりません。彼等は日本の害虫なのです。
 逆に、我が友好国アメリカは、頼りになる味方です。ですからアメリカが世界のために戦争を始めた時には、皆さんも皆さんの家族も、喜んでアメリカのために戦場に行くのです。それが我が国の国民であるあなた方の義務であり、国家に奉仕することなのです。」
 これで安倍先生の道徳のお話は終わりました。皆はいつものように立ち上がって礼をすると、国旗に向かって敬礼し、国歌を歌って拍手をしました。

 次の日は宮澤先生の授業でした。先生は少し変わっていて、一階の教室で授業がある時には、平気で窓から出入りするのです。
 この日も先生は、やっぱり窓から入って来たのでした。
 先生は優しい目をして話し始めました。今は五月、校庭の木々も真っ青な新緑に染まり、太陽は眩しくきらめき、晴れた空には白い雲が輝きながら、ゆっくり流れていたのでした。
「皆さんは誰でも、お父さんとお母さんが居て生まれてきたのです。人の親というものは、我が子が病気になったら自分が代わりに病気になってでも、子供達の病気が治るように祈ります。
 おじいさんやおばあさんが居る人もいるでしょう。おじいさんもおばあさんも同じです。自分の孫が病気や事故に遭ったら、自分の事以上に悲しみます。また、孫が助かるためならば、自分が死んでも良いとさえ思うものです。」
 先生はそう言って、夢のような黒い瞳を上げて、輝く空の一点を指差しました。
「御覧なさい。太陽は今も地球に光と熱を届けてくれています。この地上の全ての植物は、太陽の光で光合成して生きています。またどの動物達も、太陽によって育まれた植物を食べて生きています。
 太陽はこんな風に、一切を養い続けていますが、どんな見返りも求めません。あなた達のご両親や祖父母の方々も同じです。我が子や孫の本当の幸いを願わないような親や祖父母は、親や祖父母と呼ばれる資格はありません。」
 先生はここで言葉を切って、みんなの顔を一人ずつ眺めました。それからまた言いました。
「あなた達はナイチンゲールという女性の事を習ったことがあるでしょう。あの方は病気の人々や怪我をした人々、戦争で傷ついた兵士達を、それこそ敵も味方もなく助けて止みませんでした。
 私達は敵、味方と人間を呼びますが、本当は敵と呼ばれる人にも子供達や親兄弟姉妹が居て、奥さんや夫が居る普通の人々なのです。私達に親兄弟姉妹が居るように、友達が居るように、敵と呼ばれる人々にも、大切な人々が居るのです。」
 その時、一陣の風がやってきて、窓のカーテンを翻し、校庭のポプラは幾千億の銀色の鏡のように、ちらちらちらちら瞬きました。
「太陽は悪い人にも良い人にも光を注いでくれています。涼しい風も同じです。人間は同じ人間を、敵、味方と呼びますが、本当は敵も味方もなく、同じように考え、同じように悲しんだり喜んだり、同じように泣いたり笑ったりしながら暮らしている、同じ人間がいるだけです。
 皆さんは親切にしてもらったら、その人に感謝するでしょう。けれどもだまされたり暴力を振るわれたら、どんな人でも腹を立てます。
 私達と同じ国に住んでは居ても、悪巧みをしたり人を殺すような人も居ます。けれども普通は、善良な、家族のために一生懸命働いている人達がほとんどです。誰でも親切に優しくしてあげれば、恨まれることはまずないのです。
 中国や韓国、朝鮮やアメリカ、ヨーロッパやアラブ諸国だって、本当は同じなのです。確かに悪い人も居るでしょう。けれども人を殺してしまうほどの人は滅多に居ないのです。大多数の人々は、ささやかな幸せを喜びながら、日々生活に追われて生きているのです。
 どんな人でも、悪口を言われ、ひどい扱いをされたら良い気はしません。皆さんだって同じでしょう? だったら、それが中国に住む人でも、韓国や朝鮮に住む人達でも、砂漠の国に住む人々でも同じなのです。
 中国人を嫌う人がいます。確かに中国にも悪い人は居るでしょう。それは我が国でも同じですから。
 けれども人殺しをするほどの人達はほとんど居ないのです。
 もし、皆さんが中国や韓国の人達を憎んで悪口を言ったなら、皆さんも同じように悪口を言われ憎まれるのです。もし皆さんが隣国の人々を殺してしまったなら、皆さんも家族も殺され報復されるのです。皆さんはもしも自分の家族が殺されたらどう思うでしょう? 絶対に許せない、一生許せないと思うでしょう。そして相手を憎むでしょう。いくら自衛や戦争のためだと言い、我が国を守るためだと理屈を言っても、やっていることはただの人殺しです。人を殺したならば自分や家族も殺され、憎まれ恨まれ永遠に許されなくなるのです。
 中国の人であっても、やっぱり日本人を嫌う人が居ます。それは以前に日本が中国に侵略戦争を仕掛け、大勢の人々を殺したからです。恨まれ、憎まれて当然のことをしたのですから、反省し、謝罪し、二度と戦争をしないと誓わなければなりません。それ以外に人の命を奪った罪を償う方法はないのです。亡くなった人々の命は、二度と再び帰って来ないからです。
 確かに今の日本にも悪い人は居るでしょう。けれども中国にも悪い人が居ます。人間は様々な過ちを犯します。大切なのは、二度と過ちを繰り返さないと心に誓うことなのです。日本でも中国でも、結局は同じ事なのです。だから皆さんは、他の人達の過ちはなるべく許し、自分のした過ちは謝罪して繰り返さないようにして、互いに許し合うようにしなければなりません。
 私達の命も、他の国の人々の命も、命の重さは全世界どこでも同じです。誰かの命が他の誰かの命より重く、誰かの命が軽いといったことは決してないのです。従って、誰かの命が助かるために、他の誰か、それが国内の人でも国外の人でも同じことですが、他の人の命を犠牲することは絶対にあってはならないのです。罪は償わければなりません。けれどもたとえ誰かが人を殺してしまったとしても、その人や家族を殺して良いことにはならないのです。
 もし皆さんが、中国や韓国、日本や朝鮮といった垣根を超えて、ただそれぞれの国に、同じように色々な人が居るのだと言う事実を知り、平和を願い友好を願う人達を互いに尊重し、決して憎まず悪口を言わず、互いに同じ人間として敬意を払えば、その時こそ本当に平和な世界が訪れるのです。
 皆さんの周囲に困っている人が居られましたら、それが我が国の人であっても他の国の人であっても、同じように親切に優しくして上げましょう。あなた達の小さな善意と親切な言葉と行いこそが、本当に安心して生きられる世界を作り出す原動力なのです。」
 言い終わると宮澤先生は、いつものようににこにこして皆に一礼すると、そのまま風のように窓から出て行ってしまいました。

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